日本の経営者名言・・・第２回「孫正義①」

　「挑戦しないということが、もっと大きなリスクになるかもしれない」

　第1回目となった前回、故・稲盛和夫氏の言葉（「今の規模でいいと思った瞬間に成長はなくなる」）を紹介した。

　今回紹介する孫正義氏（ソフトバンクグループ株式会社代表取締役社長）の言葉も、近しい意味を持つのかも知れない。

　私がメディア戦略プランナーとして前職で7年、独立して4年が経つがその間、お会いした経営者は主に2種に分類できる。

　年商10億以上の経営者の多くは、常に成長し続けようとどん欲だ。彼らの多くは、リスクを冒してでも新しいことに挑戦する。

　他方、年商10億未満の経営者の多くは、リスクを冒すこと＝新しいことに挑戦することに極めて消極的だ。彼らにとって大事なのは「成功すること」ではなく、「失敗しないこと」なのだ。完全にそのマインドは、サラリーマンのそれである。

　経営者たるもの、常に挑戦し続けるべきではないだろうか？